情報化社会による環境エネルギー問題を防ぐ!(企業との共同研究を含む)
~超高密度48V/12V電力変換~
Googleが開発した、アルファ碁、という人工知能が、プロの棋士に勝ったことにより、近年、人工知能が大変なブームになっています。その反面、人工知能の性能が人間を超えてしまい、私たちの仕事が奪われてしまうのではないか?と心配する声も聞かれるようになりました。
しかし、アルファ碁の消費電力は、合計125万ワット以上と推測されていて、これはノートパソコンの消費電力4万台以上に相当します。人間の脳を電力に換算すると21ワット程度なので、6万倍のエネルギーを消費していたことになります。また、アルファ碁に使用されていたCPUとGPUの価格は3億円相当です。この金額には、ネットワークにつないでいたサーバー内のCPUやGPUは含まれていません。
50年近く前、経済成長とともに、日本で環境問題やオイルショックが起こりました。同じように、情報化社会がこのまま進んだら、新たな環境エネルギー問題が発生しかねません。
AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)、仮想通貨の未来には、実は、ハードウェアー技術の進歩が欠かせないのです。
西嶋研究室では、企業との共同研究により、Googleも取り組んでいる、サーバー機器の省エネ化(48V配電アーキテクチャー)に取り組んでおり、Googleの試作機よりも10倍高速で駆動する小型な電源を開発中です。
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